当院の考え
当院の治療は、基本に忠実な、真面目な治療です。
大学矯正科の医局で学んだ矯正治療は、頑なに真面目です。そのベースの上に、高度な知識と技術を積み重ねて出来上がったものが現在の目黒パークサイド矯正歯科の治療です。
大学の矯正科では、スタンダードのエッジワイズという、現在の矯正治療の基本中の基本をみっちり学び、その仕上げに、アメリカのアリゾナ州にあるツイードファンデーションの主催するコースを受講しました。世界中から矯正のドクターが受講していますが、大学で習得した技術は世界相手でもまったく問題ないレベルで、指導して下さった鶴田先生をはじめ桑原元教授に感謝いたしました。
舌側矯正(裏側矯正)は、ご指導いただいた鶴田先生は、世界で初めて舌側矯正を創られた藤田欣也先生の親友で、舌側矯正をともに発展させた舌側矯正のパイオニアでいらっしゃいます。
私は、大学の矯正科に在籍中から舌側矯正をマンツーマンでみっちり教えていただき、きわめて贅沢な環境で、舌側矯正を身に着けることができました。
ロスフィロソフィーのコースに参加したことは、自分の矯正治療に関して、革命的な出来事でした。通常、矯正治療では、顎の位置はあまり変化しない前提で治療をすすめます。長年咬合してきた位置が大きく変化することはないというのが、一般的な考え方です。
私は、矯正治療をしていく中で、数名、顎の位置が変化する経験をしました。その時は、何が起こったのかよく分からず、驚きました。幸いにも最終的にはきちんと咬合して終えられたのでよかったですが、ずっとこのことが気になっていました。
ある時、ロスフィロソフィーを知りました。ロスフィロソフィーでは、通常噛んでいる顎の位置は、必ずしも顎の関節にとって望ましい位置でないことが多い。そのために、矯正治療を始める前に、顎の位置を確認し、必要であれば、正しい位置に位置づけしてから矯正治療をすることが、顎関節にとっても、矯正治療の安定にとっても望ましいという考えです。
はじめに、ベーシックコースを受講し、顎の位置の確認の仕方、スプリントの調整の仕方を学び、さらに2年コースで、ロスフィロソフィー全般を学びました。このコースのすごいところは、教えて下さる内容はもちろんなのですが、教えて下さる内容をすべてバックアップする論文で支えられていることです。なんとなくとか、臨床経験からなどというあやふやな根拠のもとに話されることは一つもなく、論文で支えられた事実のみを教えて下さり、内容もすごく、まさに自分にとっての革命でした。
治療姿勢
当院の治療姿勢は、患者さんの望みをかなえることが基本中の基本です。そのために、蓄積してきた技術、様々な装置を揃えています。
できれば「一番楽に」「負担なく」「望みをかなえる」ことが、医院の方針です。