マウスピース型矯正装置(クリアアライナー)とマウスピース型矯正装置(インビザライン)
の違い
2つのマウスピース型矯正装置には違いがあります。
マウスピース型矯正装置(クリアアライナー)は治療ステップごとに歯型をとり、その歯型をもとに装置を製作します。一方、マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、治療の開始時に歯型をとり、コンピュータで歯の動きを予測して各ステップの装置を最終的なものまですべてを一度に製作します。当院では、安心して、高い精度で治療ができるマウスピース型矯正装置(クリアアライナー)を主にお勧めしています。
<マウスピース型矯正装置(クリアアライナー)のメリット>
・来院ごとに装置の適合を確認でき、きめ細やかな治療ができる
・費用が比較的安価
・治療途中で使用できない期間があっても、歯形をとり治療を再開できるので、追加の費用がかからない
・歯の形が変わっても、歯形をとり直して装置を製作できるので、矯正治療中の虫歯の治療、被せ物の変更などが問題なくできる
・毎回歯型をとるため、歯肉の変化に対応でき、歯肉を覆う装置を製作することができ、装着感も見た目も良い
<マウスピース型矯正装置(クリアアライナー)のデメリット>
・毎回歯型をとる必要がある
・歯型をとる際に、都度来院する必要がある
<マウスピース型矯正装置(インビザライン)のメリット>
・歯型をとるのが最初の一度だけでよい
・来院間隔をあけることができる
<マウスピース型矯正装置(インビザライン)のデメリット>
・来院間隔があいた際に、装置の適合が患者さま任せとなってしまう
・費用が高価
・治療途中で使用できない期間があると歯が最初に想定した動きから外れるため、初めに製作した装置はすべて使用できなくなり作り直しとなるため追加の費用が生じる
・歯の形が変わると装置が入らなくなるため、途中で虫歯の治療、被せ物の変更などができない
・コンピュータの予測に限界があり、歯肉の変化までは予測しきれず、歯肉を覆うことができないため装着感があまりよくない
※マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、海外で制作されるため、完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、承認薬品を対象とする医薬品副作用救済制度の対象外となる場合があります。