アップルの創始者であるスティーブ・ジョブスは「デザインとはどう見えるかではなく、機能そのものなのだ」という言葉を残しています。つまりアップルの洗練されたデザインは、美しさを追求した結果として生まれたわけではなく、必要な機能を追求した結果として生まれたのです。また、美しさも外見だけではありません。蓋をとって中を見ても、部品が整然と美しく並んでいます。
矯正歯科にもこれと同じことが言える、と当院では考えています。機能を追求するからこそ本来の口元の美しさが取り戻せるのであり、見えない部分でも手を抜かずにしっかりと丁寧に治療を施すことが大切なのです。
●ロスフィロソフィーとは
アメリカの矯正歯科医師であるロナルド・ロス先生によって、40年におよぶ臨床経験と研究活動から確立された矯正歯科治療の診断と治療システムです。これまでの矯正診断ではあまり重視されていなかった顎の位置や機能的な咬み合わせを客観的に診断し、治療に反映させることが特徴です。